ホロウェイ朋子
【イギリスNHSでの産む場所選び➂】 イギリスの病院でのお産と出産ドゥーラの役割
更新日:3月13日
こんにちは。
世界のどこにいても私らしく産み私らしく生きるのを応援する
出産&産後ドゥーラのホロウェイ朋子です。
病院でのお産という選択肢
今回もイギリスのお産事情になりますが、欧米では共通するところも多いかなと思います。
イギリスのNHS(税金で運営され、自己負担なく診療を受けることができるNational Health Service)
の病院でのお産について。
前回ミッドワイフユニットの話をしましたが、
イギリスではお産の数が一番多いのは病院です。
病院でのお産は、 助産師によるケアを受けることになりますが、
必要があれば ドクターによるケアも受けることができます。
病院でもどんなケアを受けたいのか選べます。
あなたが行く予定の病院については、ぜひ地域の助産師やドクターに聞いてくださいね。

メリットとぜひ考えておいてほしいこと
病院でのお産のメリットは・・・
・必要な時には産科医への直接のアクセスがある。
・エピデュラル(硬膜外麻酔)などをする麻酔科医への直接のアクセスがある。
・新生児のケアをすることができる専門医もいる。
などです。
病院でのお産を選ぶ場合にぜひ考えてほしいこと
・赤ちゃんが生まれた後、分娩病棟から直接宅できることもあれば、産後病棟に移ることになることもある。
・妊娠中の検診で会った助産師とは異なる助産師にケアを受けるかもしれない。
・エピデュラル(硬膜外麻酔)、会陰切開、鉗子・吸引分娩となる可能性が高い。
など
以上、NHSのウェブサイトより https://www.nhs.uk/pregnancy/labour-and-birth/prep...

出産ドゥーラの役割
他の誰でもなくあなたが 「安心」を感じられるのは
アットホームな雰囲気の ミッドワイフユニット/バースセンター?
それともドクターへの 直接のアクセスのある病院?
その答えに万人共通の正解はありません。
友人はミッドワイフユニットで安心を感じるかもしれないけれど、
自分はドクターのバックアップがすぐにある病院の方が安心するのかもしれない。
違っていていいんです。それまで経験してきたことが違うから価値観や世界観も違うんです。
「自分」がどこで安心できるのか、あなたにとっての正解を問い続けてくださいね。
パートナーの意見、家族の意見など色々ある中で産む場所を決めることになりますが、
お産の主役はあなたであるということは忘れないでくださいね。
産む本人であるあなたが 「安心」を感じられることが
安産・スムーズなお産へと繋がります。

もちろん、ミッドワイフユニットでのお産を希望していたけれど、
何か理由があって、病院でのお産を選ぶことになることもあります。
思い描いていたのと違う展開になることもあります。
どんな展開となってもあなたの道のり全部を丸ごと
ジャッジメントなしに寄り添ってくれる人はいますか?
助産師さんかもしれないし、パートナーかもしれませんが、
出産ドゥーラもその一人です。
実は出産ドゥーラというと、
「自然分娩」・麻酔なしの分娩をサポートする人、
ナチュラルでないことには否定的な人
と思われることもあるのですが、
麻酔を使ったお産、帝王切開、どんな形のお産を最終的に選ぼうとも、
その人を主体、主役としてその選択を応援していくのが出産ドゥーラです。
(なので自分の地域に出産ドゥーラがいたらぜひ繋がってください!
私もオンラインとイングランド西部・ウェールズでの出産ドゥーラサポートもしているので
ご興味ある方はブログ一番下のメルマガに登録していただき、随時開催している無料相談会にまずはお越しくださいね!)

お産と言う出来事は、その時だけを切り取ったものではなくて、
妊娠中、産後そしてその後の人生にまで影響を持っているもの。
それだけの大きなライフイベントだからこそ、
その道のりを一緒に歩んでくれる人、すぐそばで応援してくれる人が
いるのといないのとでは大きな違いがあります。
一番希望していた形と違ったお産になったら
失敗したような気持になるのもよくあることなのですが、
一つ一つの経験・出来事には必ず大切な意味があり、
その後のジャーニーへと繋がっていきます。
だから大丈夫ですよ!

次回は、もう一つの選択肢である自宅出産について書きますね!
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